安田耳鼻咽喉科

豊島区要町の耳鼻咽喉科・気管食道科

〒171-0043 東京都豊島区要町1-21-6
TEL 03-3957-3387

 

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減感作療法について

1. 特異的免疫療法(抗原特異的減感作療法)とは

アレルギー性鼻炎(含花粉症)は、アレルゲン(または抗原)と呼ばれる原因物質(ハウスダスト=家のほこり、ダニ、スギ花粉など)によって引き起こされます。特異的免疫療法とはアレルゲンの皮下注射を繰り返し行うことにより、根本的な体質改善を期待する方法です。正確には抗原特異的免疫療法といい、その患者さんでアレルギーの原因となっているアレルゲンのエキス(製剤)の注射をごく少量から開始し、少しずつ量を増やしていき、アレルギーが起きないように体を慣らしていく治療法です。

 

2. 治療のながれ

特異的免疫療法の具体的な方法としては、まず血液検査や皮内テストで、その患者さんのアレルギーの原因(抗原)を確かめます。そのうえで、薄く希釈したエキスを少量から注射していきます。はじめは週1回、少しずつ量を多く、濃度を高くしていき、適当な濃度になったら間隔をあけ、2週に1回から最終的には月1回にして、その濃度(維持量)を続けていきます。効果がでるまでに約3ヶ月はかかります。効果を維持するために最低2年、できれば3年以上月1回の注射を続けます。なお、当院への通院が難しい場合や治療途中での転居の必要が生じた場合は、近くのアレルギー専門医療機関を紹介のうえ治療を続けることも可能です。

 

3. 有効性について

治療効果はハウスダスト(ダニ)で80~90%、スギ花粉でも70%前後の有効性が認められています。また3年以上治療を続けられた患者さん(有効例)では、治療終了後4~5年経過した時点での追跡調査で80~90%の効果の持続が認められています。特にハウスダスト(ダニ)によるアレルギーに対する特異的免疫療法は、有効性、安全性ともに高く、1年を通じて明らかに症状のある患者さんには、積極的にお薦めしています。飲み薬はあくまで一時的に症状を抑えるだけで、根本的な治療ではありません。長期にわたって薬を飲み続けるより、はるかに経済的(健康保険適応)でもあります。

 

4. 安全性について

副作用としては注射部位の腫れが最も多く、そのほか全身の発赤、ショック症状、喘鳴などがごくまれに起こることがあります。ただし、これらの副作用は必ず注射後15分以内に起こるため病院での適切な処置により、すべて回復するものです。また妊娠に際しての有害事象の報告はなく、治療を続けることが可能です。